「子供のマウスピース矯正って効果はあるの?」
「最近話題のマウスピース矯正は、学校でも付けていないといけないのかな?」
と子供に歯科矯正を考えると疑問に思う方も多いと思います。
近年子供の歯科矯正のなかでも、従来のワイヤー矯正から、痛みや違和感が少なく取り外しが可能なマウスピース矯正を選択される方も増えてきました。
子供用のマウスピース装置は、日中の数時間と寝ている時だけ装着するものや、1日20時間以上装着が必要なものなど、装着時間や装置の金額もメーカーによってさまざまです。
また、子供のマウスピース矯正の料金や保険適用になるのかどうかも気になるポイントだと思います。
そこでこの記事では、子供のマウスピース矯正の種類やマウスピース矯正とワイヤー矯正の比較など気になるポイントを詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事で分かること
子供のマウスピース矯正のなかには、日中の1〜2時間と寝る時だけ装着すれば良いという装置があります。
日中にマウスピースを装着する必要がなければ、学校で煩わしさを感じることがなく周りの目も気にならないため、気軽に治療を始めやすいですよね。
基本的に子供のマウスピース矯正は保険適用になることはありません。
そもそもマウスピース矯正に限らず、通常歯科矯正治療は審美を目的としているケースが多く、保険適用になることは稀です。
しかし、歯並びや噛み合わせの状態によっては、歯科医師の診断により保険適応されるケースもあります。
例えば、下記のような診断がされると保険適用での治療が可能です。
詳しくは、日本矯正学会が提示している歯科矯正治療が保険診療に適応になる場合をご覧ください。
通常の病気やケガ、歯科においては虫歯や歯周病であれば保険適用となりますが、審美目的に当たるマウスピース矯正は自由診療に分類されます。
審美を目的とした矯正用のマウスピースは医療機器には該当しません。
ただし、上述の保険適用と症例で使用するマウスピースであれば、保険適用で治療が可能です。
子供のマウスピース矯正では、条件を満たせば医療費控除、高額療養費制度、乳幼児医療費助成制度といった補助金が使える可能性があります。
ではそれぞれの制度について簡単に解説していきます。
医療費控除とは、その年の1月1日から12月31日までの間に、自分または生計を共にする配偶者や親族が、医療費を支払った場合に、支払った額が一定の額を超えるときは、その医療費の額をもとに計算される金額の所得控除を受けることができる制度です。
詳しい要件や手続きについては、国税庁のホームページをご覧ください。
医療費控除は、保険適用外の治療でも申請することが可能です。
矯正装置本体だけでなく、診断や診察、治療に必要なレントゲンやCT撮影などの検査、治療の際に処方された医薬品の費用や公共交通機関を利用した交通費、これらすべて医療費控除の対象となります。
通院にかかったガソリン代や分割払いの手数料については、対象外となりますので注意が必要です。
高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1ヶ月で上限額を超えた場合、その超えた額を支給される制度です。
上限額は、年齢や所得に応じて定められています。
詳しい要件や手続きについては、厚生労働省のホームページをご覧ください。
しかし、高額療養費制度は原則として保険診療が対象となり、保険適用でない矯正治療は対象外となるので注意が必要です。
乳幼児医療費助成制度は、乳幼児の時期の各種医療保険の対象となる治療や薬剤の自己負担分の費用を助成する制度です。
具体的な助成内容や金額、対象者は、都道府県や自治体によって異なりますので、お住まいの地域のホームページや役所でご確認ください。
しかし、乳幼児医療費助成制度も原則として保険診療が対象となり、保険適用でない矯正治療は対象外となるので注意が必要です。
「マウスピース矯正はお金がかかる」と躊躇する方も多いと思いますが、実際に料金の相場はどのくらいなのでしょうか。
子供のマウスピース矯正には、装置の種類がいくつかあってメーカーによって料金も違い、自由診療であるため歯科医院によって料金設定もさまざまです。
一般的に子供のマウスピース矯正の料金相場は約10〜60万円と言われています。
矯正治療では、マウスピース装置本体の金額だけでなく、初診料、診察料、調整料、保定装置なども含まれるため、よく検討して治療を始めることをおすすめします。
子供のマウスピース矯正は、大人のマウスピース矯正と違い、歯自体を動かすわけではありません。
口の周りの筋肉や舌の位置を改善して歯並びを整えていくことを目的とした装置が多く、種類によって装着時間や対象年齢もさまざまです。
子供用のマウスピースをいくつか挙げて、それぞれ比較しましたので、子供のマウスピース矯正を検討しているという方はぜひ参考にしてみてください。
プレオルソ | インビザラインファースト | T4k | マイオブレース | ムーシールド | |
---|---|---|---|---|---|
対象年齢 | 5〜10歳 | 6〜12歳 | 3〜10歳 | 5〜15歳 | 3〜12歳 |
治療方法 | 寝ている時と日中1時間以上 | 1日20時間以上 | 寝ている時と日中1〜2時間以上 | 寝ている時と日中1時間以上 | 寝ている時と日中2時間以上 |
料金目安(税込) | 約3万〜20万円 | 約40万〜80万円 | 約5〜10万円 | 約40万円 | 約5〜10万円 |
治療期間 | 約6ヶ月〜2年程度 | 1年6ヶ月以内 | 約1〜3年程度 | 約6ヶ月〜2年程度 | 約1年程度 |
特徴 | ・口の周りの筋肉や舌の位置を改善し、顎の成長を促す ・やわらかい素材で、痛みが少なく壊れにくい | ・顎の成長と歯並びの調整を同時に改善する ・透明で目立ちにくい ・一定の条件を満たさないと矯正を開始できない | ・口の周りの筋肉や舌の位置を改善し、顎の成長を促す ・上顎前突に対して効果が高い ・柔らかい素材で痛みが少ない | ・口の周りの筋肉や舌の位置を改善し、顎の成長を促す ・治療ステージの4ステップを一度に行える ・柔らかい素材で痛みが少ない | ・口の周りの筋肉や舌の位置を改善し、顎の成長を促す ・受け口の改善を目的とする ・丈夫な素材で壊れにくい |
プレオルソの特徴
プレオルソは乳歯と永久歯が混在する5〜10歳の時期に装着する子供用の既成のマウスピース型の矯正装置です。
歯そのものを動かすのではなく、口の周りの筋肉や舌の位置を改善することを目的とした装置で、乱れた歯並びの根本原因から治療することを目的としていきます。
マウスピースのくぼみに舌を置いて鼻呼吸をすることで、口周りの筋肉が鍛えられ正しい舌の位置や鼻呼吸を身につけることで、歯並びを整えていくという仕組みです。
もともとプレオルソは「プレ(事前の)、オルソ(矯正治療)」というように、ブラケットなどの矯正治療をする前に、口呼吸や舌の癖などの口腔習癖を改善させる目的で作られたとも言われています。
マウスピースの装着時間は寝ている時と、日中の1時間のみで夜間の装着が主になります。
プレオルソの料金の目安は約3〜20万円と幅広く、治療期間は約6ヶ月〜2年程度が一般的です。
マウスピースの素材は、ポリウレタンのやわらかい素材を使用しており、違和感や痛みも少なく弾性もあるため壊れにくく、形状も臨床データをもとに日本の子供に最適な形状に設計されているため装着しやすい形状となっています。
インビザライン・ファーストの特徴
インビザラインファーストは乳歯から永久歯に生え変わる6〜12歳の時期に装着する透明で目立ちにくいマウスピース型の矯正装置です。
マウスピースの装着時間は1日20時間以上で、基本的には日中も寝ている時も装着する必要があります。
マウスピース自体は、透明で目立ちにくく日常生活で使用しやすく、周りに気づかれにくいです。
通常子供の歯科矯正治療では、顎の大きさを広げる→歯並びを整えると二段階にステップを踏む治療が必要ですが、インビザラインファースト矯正は、顎の大きさを広げながら歯並びを整えることが出来るため、治療期間も他のマウスピース矯正より短いのが特徴です。
また、口腔内スキャナーという最新の専用の機械で、口の中をスキャンをしてマウスピースを作成していくため、子供が苦手な苦しい型取りの必要もありません。
治療期間は約1年6ヶ月で、治療後は後戻りを防ぐため保定装置を装着して永久歯が生え揃うのを待ちます。
以下の条件を満たしていないと、インビザラインファースト矯正を開始できないため注意が必要です。
これらを判断するのは難しいため、歯科医院で診断をしてもらいましょう。
料金の目安は、40〜80万円と他のマウスピースに比べてやや高額で、ワイヤーを使用したブラケット矯正と同程度の金額です。
T4kの特徴
T4k(trainer for kids)は乳歯と永久歯が混在する3〜10歳の時期に装着する、子供用の既成のマウスピース型矯正装置です。
歯そのものを動かすのではなく、口の周りの筋肉や舌の位置を改善し、正しい位置に生えてくる歯を誘導することを目的とした装置で、乱れた歯並びの根本原因から治療することが可能です。
マウスピースは上の歯に装着し、本来の舌の位置へと誘導し習慣づけることで、乱れた歯並びの原因となる舌の突出や口呼吸などの悪い癖を改善していく仕組みです。
特に、舌の位置と機能を改善することにより、鼻呼吸と口の周りの筋肉に正常な機能を習慣づけることができ、出っ歯と言われる上顎前突に対して効果が高い矯正装置です。
マウスピースの装着時間は寝ている時と、日中の1〜2時間のみで夜間の装着が主になります。
治療期間は、約1~3年程度で、料金の目安は約5〜10万円と他のマウスピース矯正と比べ、価格を抑えることが可能です。
素材はシリコンの柔らかい素材で、プレオルソに使用されているポリウレタンよりも柔らかく、痛みや違和感が少ないといわれています。
しかし、柔らかくて使いやすい反面壊れやすいため、必要以上に噛んだり乱暴に扱ったりしないよう注意しましょう。
マイオブレースの特徴
マイオブレースは乳歯と永久歯が混在する5〜15歳の時期に装着する、子供用の既成のマウスピース型矯正装置です。
一般的にT4kの次の段階で使用されることが多いです。
マイオブレースは治療ステージが4つに分かれており、成長とともに歯並びを正しい位置に誘導し、悪習癖を改善するところからスタートします。
まずは舌や口の筋肉を正しく機能させてから、歯の並ぶ歯列を広げ、その後良い位置に歯を配列、後戻り防止のための保定までの4ステップを一度に行える装置です。
口の周りの筋肉を鍛えながら歯を配列できるため、後戻りが少ないのも特徴です。
マウスピースの装着時間は寝ている時と日中の1時間のみで夜間の装着が主になります。
治療期間は約6ヶ月から2年程度と、歯並びの状態によっては早く治療が完了できることもあります。
料金の目安は40万円程度と、他のマウスピース矯正を比較をするとやや高額になります。
T4kのマウスピースと同様シリコン製であるため、柔らかくて使いやすい反面壊れやすいため、必要以上に噛んだり乱暴に扱ったりしないよう注意しましょう。
ムーシールドの特徴
ムーシールドは乳歯列の3歳から装着できる、子供の受け口を改善することを目的としたマウスピース型矯正装置です。
受け口とは、反対咬合とも呼ばれ下の顎が上の顎よりも前に出ている状態です。
一般的に下顎が大きかったり、上前歯の傾きによって生じることもありますが、口呼吸や指しゃぶりなどの口腔習癖でも生じることが多いでしょう。
ムーシールドは、マウスピースによって舌を上方に挙げ、顎の正しい成長を促したり口腔習癖を改善したりすることで、受け口を改善します。
マウスピースの装着時間は寝ている間と、日中の2時間のみで夜間の装着が主で、治療期間は約1年程度と短めです。
ただし、幼い時期にムーシールドで受け口を治療しても、顎などの骨格の成長に伴い、後戻りをしたり再治療が必要になるケースもあります。
料金の目安は約5〜10万円と他のマウスピース矯正と比べ、価格を抑えられます。
素材はポリアミド樹脂というしっかりとした素材で、亀裂や破損への強度は高く、唇の力に負けないよう硬めです。
歯科矯正の中でもマウスピース矯正は手軽にできると話題の治療方法ですが、子供の歯にもきちんと効果はあるのでしょうか。
子供のマウスピース矯正は、骨格の成長途中であるため骨が柔らかく、大人のマウスピース矯正よりも痛みが少なかったり、早い段階で効果が出て期間も短く終わることが多いといわれています。
大人のマウスピース矯正 | 子供のマウスピース矯正 |
---|---|
すでに固定された永久歯自体を動かす | ・口呼吸や舌の突出などの口腔習癖を治す ・正しい顎の成長を促す →永久歯の生えてくる歯列の土台作り |
そのため、より早く効果を出すためには、1日の装着時間を長くしたり、装着と同時に口周辺に筋肉を鍛えるトレーニング(口腔筋機能療法)を行うと良いと言われています。
日本口腔筋機能療法学会のホームページで、口の筋肉と歯並びがどのように関係しているか詳しく解説してありますので、こちらもぜひご覧ください。
一般的に子供のときに行うマウスピース矯正は、大人の矯正に比べ、未発達のうちに骨を広げる処置になるため、後戻りしにくいです。
しかし、子供のときにマウスピース矯正をすればて、ずっときれいな歯並びが続くわけではありません。
その理由は、子供の口や顎は成長に伴う骨格の変化があるためです。
後戻りを防ぐためには、定期的なメンテナンス、指しゃぶりや頬杖など歯並びに悪い影響を与える癖も、直すようにしておく必要があります。
子供のマウスピース矯正で効果を出すための開始時期は、その子の歯並びの状態によって異なりますが、永久歯の生え揃う小学校1〜2年生頃から開始すると良いです。
受け口の治療に関しては3歳〜と少し早い段階から治療を始める場合もあります。
子供の歯並びが気になり始めたら何歳でも良いので、なるべく早い段階で歯科医院へ相談してみましょう。
子供の歯並びが気になり、歯科矯正治療を始めたようと考えている方の中には、マウスピース矯正か、従来からよく知られているワイヤー矯正ではどちらが良いか悩まれる方も多いと思います。
「マウスピース矯正は後戻りしやすい?」
「ワイヤー矯正は痛い?」
などの疑問に思われる方も多くいらっしゃるので、それぞれの特徴を表にしてまとめてみました。
現在、歯科矯正治療を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
マウスピース矯正 | ワイヤー矯正 | |
---|---|---|
痛み | 少ない | ある |
口内の違和感 | 少ない | ある |
取り外し | 着脱可能 | 着脱不可能 |
装着時間 | 寝るときだけ・日中数時間〜 | 24時間 |
治療期間 | 1〜2年 | 2年 |
通院頻度 | 2〜3ヶ月に一度 | 1ヶ月に一度 |
後戻り | ワイヤー矯正と差異は無い | マウスピース矯正と差異は無い |
ワイヤー矯正と比べると、マウスピース矯正は痛みや違和感が少なく、着脱可能であることから子供でも始めやすい治療方法です。
治療期間については、マウスピース矯正は1〜2年とワイヤー矯正より早いように感じますが、歯の乱れが軽度である症例が含まれることが多いです。
実際の治療期間はマウスピース矯正とワイヤー矯正であまり差異がないと言えるでしょう。
通院頻度については、ワイヤー矯正であれば、ワイヤーの調整など定期的に歯科医師の管理が必要になることから、約1ヶ月に一度の通院が必要なケースが多いです。
一方、マウスピース矯正は基本的に自分で管理していくものなので、慣れれば2〜3ヶ月に一度の通院も可能です。
マウスピース矯正の後戻りを気にされる方も多いですが、きちんと決められた装着時間を守って使用すれば、後戻りのリスクについてもマウスピース矯正とワイヤー矯正も差異はありません。
マウスピース矯正はワイヤー矯正と比べると、痛みや違和感が少なく、着脱可能であることから子供でも始めやすい治療方法ですが、メリットだけでなくデメリットもいくつか挙げられます。
メリットとデメリットに分け、表にしてまとめておりますので、子供のマウスピース矯正を検討されている方は参考にしてみてください。
メリット | デメリット |
---|---|
・痛みや違和感が少ない ・取り外し可能で食事や日中での煩わしさが少ない ・口腔習癖から治療できる ・金属アレルギーの心配がない | ・歯並びの状態によっては対応できない症例もある ・装着時間を守れないと効果がない ・マウスピースの管理が必要 |
子供のマウスピース矯正で一番に挙げられるメリットとしては、マウスピース矯正はワイヤー矯正と比べると、痛みや違和感が少なく、取り外し可能であることから子供でも始めやすい矯正治療であることです。
また、取り外し可能で日中の数時間と寝ている間だけ装着していれば良いものが多く、学校に通う子供も日中の煩わしさが少ないため治療を始めやすいでしょう。
そして、子供のマウスピース矯正では、乱れた歯並びの原因となる口呼吸や舌の突出などの口腔習癖を根本から治療することができるため、歯並びを整えること以外にもメリットが得られます。
例えば、口呼吸が治ると口や喉の乾燥が減って、風邪を引きにくくなったり、虫歯や歯周病のリスクも減らすことができます。
また、マウスピース矯正は素材が、シリコンやプラスチックであるため、金属アレルギーの心配がなく安心して治療を始めることができます。
子供のマウスピース矯正のデメリットとして、骨格から重度な問題があり歯並びが乱れている症例など、適応できない場合があることが挙げられます。
また、着脱可能で簡単に見える反面、マウスピースの装着時間を守れないと充分な効果が得られません。
そのため子供の治療に対する意思が充分に得られていないと、治療が難航することもあるでしょう。
そして、子供のマウスピース矯正は、口周りの筋肉のトレーニングを自宅で継続する必要があったり、マウスピースを洗浄したりする管理も必要であるため、家族のサポートが必要となります。
子供のマウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べ痛みや違和感が少ないことから、小さな子供でも受け入れやすい治療方法と言われていますが、嫌がるという場合もあるでしょう。
痛みが出ていたり、子供の同意を得られないまま治療を進めていて、嫌がっているなど可能性もあります。
まずは無理に装着させようとするのではなく、なぜ嫌なのか原因を探ることが大切です。
小さい子供の口の中にマウスピースという大きな異物が入るということは、少なからず違和感はあるはずです。
治療を継続するためにも、子供が治療に前向きになるように楽しくなるような声掛けをしたり、褒めて寄り添ってあげるなどの保護者のサポートが欠かせません。
どうしても難しいとなった場合、ワイヤー矯正に切り替えるなどの対応もありますので、歯科医院へ相談してみることもおすすめします。
子供の矯正治療を始めるに当たって、保護者の方の不安はつきものですよね。
実際にマウスピース矯正を始めたいという保護者の方からよくいただく質問をまとめてみました。
子供のマウスピース矯正は日中の1〜2時間と寝る時だけ装着すれば良いものがあります。
なかには1日20時間以上装着する必要があるものもありますので、症例や生活スタイル、また予算に合ったマウスピースを選択できるよう、歯科医師へしっかりと相談するようにしましょう。
一般的に子供のマウスピース矯正は保険適用にはなることはほとんどありません。
ただし、厚生労働省が認める先天性疾患などに起因する噛み合わせの異常、永久歯の萌出不全に起因する噛み合わせの異常、顎変形症による噛み合わせの異常などの診断がされれば、保険適用になることもあります。
詳しくは、日本矯正学会が提示している歯科矯正治療が保険診療に適用になる場合をご覧ください。
金額については選択するマウスピースのメーカーによって違っていたり、自由診療であることから歯科医院によって違うためばらつきはありますが、一般的な子供のマウスピース矯正の金額の相場は約10〜60万円程度です。
矯正治療は基本的に、マウスピース装置本体の金額だけでなく、初診料やカウセリング、調整料金、保定装置代金なども含まれているため、設定料金の内訳をきちんと確認するようにしましょう。
子供のマウスピース矯正は従来のワイヤー矯正に比べて、痛みや不快感も少なく取り外し可能であるため、小さな子供でも始めやすい治療方法です。
子供のマウスピース矯正は、日中の1〜2時間と寝る時だけ装着すれば良いものがあり、日中は学校の間も煩わしさを感じることがなく周りの目も気にならないため、気軽に治療を始めやすいですよね。
また、マウスピースにも色々な種類があるため、症例や予算に応じて歯科医師と相談しながら決めると良いでしょう。
わかば歯科クリニックでもマウスピース矯正を行っておりますので、浦安にお住いの方はぜひお越しください。
また、浦安以外でマウスピース矯正をお探しの方は別記事でマウスピース矯正のおすすめ記事もございますので、そちらをご覧になってみてくださいね。