「あれ?私の奥歯、ギラギラ光ってる・・・」
保険を適用して受けることができる虫歯治療では、金銀パラジウム合金、いわゆる「銀歯」と呼ばれる金属を使用することが多いです。
銀歯は比較的安価でなおかつ金属のため丈夫さがあり、メリットもあるのですが、その一方で銀歯は「ギラギラ光って見た目が悪くなる」「使い続けていると黒ずんでくる」「金属アレルギーの原因になる」など、デメリットも多く、今では、銀歯よりも自然な歯の見た目に近い「オールセラミック」等のかぶせ物を選択する方も増えてきました。
ここでは、虫歯治療で使われているかぶせ物にはどのようなものがあるのか、および、保険診療と自費診療で選ぶことができるかぶせ物の違いについてご紹介いたします。
硬質レジン前装冠は、保険診療で選ぶことができるかぶせ物です。
硬質レジン前装冠は硬質レジンという白い色をしたプラスチックの樹脂を金属製の冠の表面に貼り付けて作られています。
硬質レジン前装冠は、一番前側の中央にある前歯の「中切歯」、中央の前歯から数えて2番目の歯となる「側切歯」、そして一般的には糸きり歯と呼ばれている「犬歯」、の3種類の前歯にのみ、保険を適用した治療が可能となります。
硬質レジンジャケット冠は、かぶせ物全体がプラスチック樹脂の硬質レジンでできています。
硬質レジンジャケット冠は硬質レジン前装冠のように舌側の部分が銀色ではなく冠全体が白色のため、かぶせ物を全部白い色にしたい場合に適しています。
治療では、硬質レジン前装冠と同様に中切歯、側切歯、犬歯の3種類の前歯に保険が適用できるほか、犬歯の隣の第一小臼歯にも保険適用が可能です。
ハイブリッドセラミックレジン冠は、プラスチック樹脂のレジン、そして陶器からできているセラミックをミックスした素材で作られたかぶせ物で、CAD/CAMという機械を使って製作します。
以前は、ハイブリッドセラミックレジン冠は保険適用外のかぶせ物でしたが、2014年4月より第一小臼歯と第二小臼歯(前歯の中央部分から数えて4番目と5番目にある歯)にのみ保険の適用が可能となりました。
自由診療で選択可能なオールセラミッククラウンは、冠全体が陶器のセラミックでできているかぶせ物です。
オールセラミッククラウンは歯科治療で使われている素材の中でもトップクラスの透明度があり、天然の歯にもっとも近い質感を再現できます。
ジルコニアクラウンは人工ダイヤモンドのジルコニアでできているかぶせ物です。
ジルコニアクラウンは土台部分がジルコニアで作られており、表面部分にはセラミックが使われています。
メタルボンドクラウンは金属製の土台部分に陶器でできたセラミックを貼り付けてあるかぶせ物です。
保険診療および自費診療で選べるかぶせ物についてご紹介しました。
安いから、という理由で選択することが多い銀歯ですが、美しさの点においては今回ご紹介した白いかぶせ物の方が優れており、治療を受けることによって、より自然な見た目の歯を取り戻すことができます。
もし、銀歯がギラギラ光って気になる、銀歯のせいで金属アレルギーになった、など、銀歯に関するお悩みがあれば、まずは一度、実績と経験が豊富で信頼できる歯科医師に治療のご相談をされてみることをおすすめします。
当院でのメタルフリー治療について詳しくはこちらもご覧ください。
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わかば歯科クリニック 理事長 板野 賢