マウスピース矯正には、飲食の制限はあるのかという点は気になるポイントですよね。
「マウスピース矯正装置を装着しながらコーヒーは飲んでいいのかな?」
「マウスピース矯正中に飲んではいけない飲み物は?」
と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。
できれば、矯正期間中も制限なく食べたり飲んだりしたいですよね。
そこでこの記事では、マウスピース矯正中のに飲食する際の注意点など、マウスピース矯正期間中の飲食に関する疑問点などについて解説してます。
現在マウスピース矯正中の方やマウスピース矯正中の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事で分かること
ワイヤー矯正と比べて何かと制限が少ないマウスピース矯正ですが、マウスピース矯正装置を装着したまま飲んでもいい飲み物と飲んではいけない飲み物があります。
表にまとめましたので、確認してみましょう。
OK | NG |
---|---|
◎水 ◎炭酸水 | ×虫歯になりやすいジュース ×コーヒーや紅茶など着色しやすい飲み物 ×熱い飲み物 |
マウスピース矯正装置の装着中に飲んでもいい飲み物は、基本的に水または無糖の炭酸水のみです。
水や無糖の炭酸水であれば、マウスピースに影響を及ぼすことはないため、マウスピース装着中でも飲んでも良いでしょう。
マウスピース矯正装置を装着している間に飲んではいけない飲み物は、虫歯になりやいジュース、コーヒーや紅茶など着色しやすい飲み物、熱い飲み物などです。
その理由を順番に解説していきます。
甘い炭酸飲料やスポーツドリンクなどの砂糖の含まれるジュースは、マウスピース矯正中の虫歯リスクを高くするため注意が必要です。
通常、歯は唾液で守られているのですが、マウスピース矯正中は1日20時間以上マウスピースを装着しているため、歯が唾液で守られていません。
自浄作用や再石灰化作用がない状態ですので、いつも以上に糖分への注意が必要です。
マウスピース矯正中に虫歯になると治療が優先になり、矯正治療が一時中断してしまう可能性がありますので注意しましょう。
コーヒーや紅茶、赤ワインなど一般的に着色しやすいと言われている色の濃い飲み物はマウスピースを着色させる恐れがあります。
コーヒーや紅茶、赤ワインに含まれる「タンニン」や「ポリフェノール」という成分が着色の原因です。
マウスピースは無色で透明なので、前歯部は特に着色すると目立ちやすいですし、一度着色してしまうと落ちにくいので、着色には注意する必要があります。
マウスピース装着中に熱い飲み物を飲むとマウスピースを変形させる恐れがあります。
マウスピースは樹脂素材のものが多く熱に弱いため、特に60℃を超える飲み物はマウスピースを変形させてしまうかもしれません。
マウスピースが変形すると、形が変わってしまい、新たにマウスピースを作り直す必要があるため注意が必要です。
マウスピース矯正は取り外しができるため、ワイヤー矯正と比べると制限が少ないですが、食べていい物と食べてはいけない物があります。
順番に食べていい物と食べてはいけない物それぞれ挙げ、理由も含めて解説していきます。
OK | NG |
---|---|
◎基本的に制限なし ※痛みが出ている時は柔らかい物 | ×硬い物 ×糖度の高い物 ×粘着性のある物 |
マウスピース矯正は取り外し可能なので、基本的に何を食べても良いです。
痛みが出ている時には柔らかい食べ物を食べるようにしましょう。
例えば、おかゆやゼリー、柔らかく煮た麺類は歯へ負担がかからないため、痛みが出ている間の食事としておすすめです。
マウスピース矯正中になるべく避けた方がいいものをご紹介します。
マウスピース矯正中に、硬い食べ物を食べると痛みが出ることがあるため避けるようにしましょう。
例えば、お煎餅や、ナッツ、りんごなど硬い食べ物は注意です。
矯正期間中は歯が動いており、歯を支えている骨が吸収したり新たな骨を作ったりと、歯周組織は常に炎症が起きています。
硬い食べ物を噛むと炎症の起きている歯周組織に無理な力が加わり、痛みが出やすくなるため、注意が必要です。
甘い飲み物と同様、チョコレートや飴、ドライフルーツなどの甘い食べ物は、マウスピース矯正中は虫歯リスクを高めるため極力控えるようにしましょう。
マウスピース矯正中に虫歯になると、虫歯の治療が優先になり、矯正治療が一時中断してしまう可能性がありますので注意しましょう。
粘着性の高いキャラメルやチューイングキャンディーは虫歯になりやすいだけでなく、アタッチメントを使用している矯正では、粘着でアタッチメントが外れてしまう恐れがあります。
マウスピース矯正中はできるだけ粘着性の食べ物は避けるようにしましょう。
冒頭で説明した通り、マウスピース装着中は水や炭酸水が良いですが、どうしてもコーヒーやジュースを飲みたくなった場合は、どうすれば良いのでしょうか。
以下の項目で、詳しく解説していきます。
マウスピースを装着している間に飲んでもいい飲み物は、基本的に水または無糖の炭酸水です。
日常的にお茶を飲んでいるという方も多いと思いますが、マウスピース矯正を装着している間は基本的に、水か無糖の炭酸水を飲むようにしましょう。
マウスピース矯正装置を装着している間、水や炭酸水以外の飲み物も飲みたいという時もありますよね。
どうしても水や炭酸水以外を飲みたいという時は、ストローを使って飲みましょう。
ストローを使えばマウスピースに直接接触しにくいため、着色を最小限に抑えることができます。
以下の飲み物は、マウスピースを着色させてしまうリスクが高く、できればマウスピース装着中は避けてた方がいいです。
ストローを使えば目立ちやすい前歯部の着色などは最小限に抑えることができます。
ストローを使って飲むコツは、ストローの先を奥歯に向けて、なるべくマウスピースの装置の前歯に触れないように飲みましょう。
しかし、ストローを使っても着色を完全に防ぐことはできないので、こまめに歯磨きをしたり、外出先であれば軽く口ををゆすいだり、マウスピース装置も洗い流してください。
また、甘いジュースや炭酸飲料などはストローを使って飲んでも、虫歯のリスクは変わらないので、極力避けることが望ましいです。
マウスピース矯正中でも、外食に行ったり飲み会に行ったり自由に飲食をしたいですよね。
では飲み会や外食の際はどのような点に注意すれば良いのでしょうか。
注意点を2つ挙げてみました。
これらについて詳しく確認してみましょう。
マウスピース矯正中、外食に行く場合は食事開始ギリギリまでマウスピースは装着しておくようにしましょう。
外出先にマウスピース専用のケースを持っていて、ケースに保管をしておくと良いでしょう。
食事は硬いものは避け、食べ終わった後は口の中をきれいにして速やかにマウスピースを再装着するようにしましょう。
マウスピースを装着したまま、お酒は飲むのは絶対にやめましょう。
マウスピース装着中に飲んでいい物は基本的に水か無糖の炭酸水のみです。
マウスピースを装着したままお酒を飲むと、アルコールの成分でマウスピースが変形する恐れがあるため、お酒を飲む際はマウスピース必ず外すようにしてください。
また、お酒には糖分の高いものもあり、虫歯のリスクを高めてしまうものもあるので注意が必要です。
マウスピース矯正中、マウスピースを外している間に飲食をする際の注意点はあるのでしょうか。
マウスピースを外している間は、基本的に何を飲んでも良いです。
しかし、甘いジュースや炭酸飲料を頻繁に摂取すると、虫歯のリスクが高まるため注意しましょう。
飲食が終わったら、歯を磨いて口の中をきれいにしてすぐにマウスピースを装着することが重要です。
外出先等ですぐに歯磨きができない場合には、口をゆすぐといった対応でも良いです。
装着時間が短くならないよう、飲食後は速やかにマウスピースを再装着できるよう意識しましょう。
マウスピース矯正が着色してしまった場合、以下の方法を試してみてください。
マウスピース矯正装置が着色してしまったらまずは食器用洗剤で洗ってみましょう。
少しの着色や汚れであれば簡単に落ちることが多いです。
食器用洗剤で落ちなかった着色は、市販のマウスピース洗浄剤を使用してみましょう。
マウスピースの小傷に入り込んだ着色は、食器用洗剤ではなかなか落としにくいですが、洗浄剤は着色汚れを浮かせて落としやすくなります。
ただし、マウスピースの着色を落とす際、以下のような方法は絶対にしないよう注意しましょう。
歯ブラシでゴシゴシと磨いたり、歯磨き粉を使用して磨くと一見きれいになりそうですが、歯ブラシの毛や研磨剤の成分で、マウスピースに傷が付いてしまいます。
また、熱湯を使用した洗浄は、マウスピースの破損や変形の原因になるので避けましょう。
一度ついたマウスピースの着色は完全に元通りきれいにすることは難しいです。
日頃から、マウスピース装着中に着色しやすい飲み物は、できるだけ摂取しないようにすることが大切です。
マウスピース矯正中の飲食に関していただいた質問をまとめてみましたので、マウスピース矯正中の方は参考にしてみてください。
マウスピース矯正中でも、マウスピースを外せば食べ歩きは可能です。
その際は必ずマウスピースを外してから、食べたり飲んだりするようにしましょう。
ただしマウスピース矯正中は、以下の食べ物には注意してください。
そして、食べたり飲んだりした後は、歯を磨くか口をゆすぐなどして口の中をきれいにしてから、速やかにマウスピースを再装着するようにしましょう。
基本的にマウスピース矯正装置の装着中に、何か食べることはマウスピースの破損に繋がりますので、何かを食べたい場合は、マウスピースを外してから食べるようにしましょう。
塩分タブレットのような硬いものを噛むことで、痛みが出る可能性もありますので、食べる際には注意しましょう。
マウスピースが着色してしまった場合、食器用洗剤で洗うかマウスピース洗浄剤を使用してみましょう。
その際、マウスピースを歯ブラシでゴシゴシとこすったり、歯磨き粉を使用して磨くとマウスピースに傷ができるのでやめましょう。
一度ついた着色は完全に元通りきれいにすることは難しいですので、日頃から着色しやすいコーヒーや紅茶などの飲み物は、ストローを使用して飲むか、マウスピースを外して飲むなどして着色しないよう注意しましょう。
この記事ではマウスピース矯正中に飲食をする際の注意点についてご紹介しました。
マウスピース矯正中は、金属のワイヤー矯正と違い痛みも少なく、取り外しができるため基本的に何を食べても大丈夫です。
しかし、痛みの原因となる硬い食べ物や、虫歯の原因となる甘い食べ物やジュース、粘性のある食べ物は極力避けることが望ましいです。
矯正装置の装着中の飲み物は、着色などの心配がない水や無糖の炭酸水に徹底し、どうしてもコーヒーが飲みたい場合はストローで飲むなどしてマウスピースが着色しないよう注意しましょう。
マウスピース矯正は決められた時間装着することが重要なので、飲食の後は速やかにマウスピースを再装着しましょう。
また、矯正治療を中断させないよう飲食に注意し虫歯にならないように注意することも大切です。
わかば歯科クリニックでもマウスピース矯正を行っておりますので、浦安にお住いの方はぜひお越しください。
また、浦安以外でマウスピース矯正をお探しの方は別記事でマウスピース矯正のおすすめ記事もございますので、そちらをご覧になってみてくださいね。