ホワイトニングは保険適用外!費用を抑えて歯を白くする方法

ホワイトニングをしたいけど、費用が高いためになかなか踏み出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ホワイトニングは病気を治療するものではなく、見た目を美しくする審美目的で行うものであるため、保険適用外の施術となります。

ここでは保険適用外のホワイトニング以外に、保険適用で歯を白くする方法や、できるだけ費用を抑えて歯を白くする方法などを紹介します。

費用を押さえたいけど歯を白くしたい!と考えている方は是非この記事を参考にしてみてくださいね。

この記事で分かること

ホワイトニングは保険適用外の理由を解説

歯科医院で保険適用の対象となる治療は、「噛めるようになる」、「痛みを取る」など機能を回復するための必要最低限の治療です。

ホワイトニングはこのような病気を治すための治療ではなく、審美(見た目の改善)を目的とした行為であるため保険が適用されません。

ホワイトニング以外にも、審美を目的とした矯正治療やインプラントなどは保険適用外となり、自由診療です。

保険適用外の施術は歯科医院が自由に価格を設定できるため、歯科医院によって費用に幅があるのが特徴です。

保険適用で歯を白くする方法はある?

保険適用で歯を白くする方法には、以下の2つがあります。

それぞれの方法で、どのように歯が白くなるのかを順番に解説していきます。

歯のクリーニング

クリーニングによって歯の表面に付いた着色や歯石などを除去することで、歯の色味が明るくなります。

クリーニングは歯の本来の白さを取り戻すもので、ホワイトニングほど白くはなりませんが、クリーニングを受けたことがない方はまず最初に歯科医院でクリーニングを行い、変化を見てみるのも良いかもしれませんね。

歯のクリーニングは、本来むし歯・歯周病目的で行うものであるため保険が適用されます。

板野 賢先生よりコメント

クリーニングを行うだけでも歯の色がワントーン明るくなる方もいらっしゃるので、歯の健康維持・着色予防のためにも定期的に歯のクリーニングを受けることはおすすめです。

白い被せもの

保険の範囲内でも白い被せものにすることは可能です。

2020年には保険制度が改正され、保険でできる白い歯の適用範囲が拡大されました。

しかし、保険適用の白い歯には割れやすい、着色しやすいなどのデメリットもあります。

さらに、被せものを被せるためには歯を大きく削らなくてはなりません。

歯は一度削ると元に戻すことはできないため、白い被せものにするにはこれらのデメリットも踏まえた上で選択するのがおすすめです。

ホワイトニングの種類別平均的な費用を解説

ホワイトニングは、以下の4つに分けられます。

それぞれのホワイトニングごとに施術方法が異なるため、費用も異なります

次に、それぞれの費用の相場を紹介しますので、自分の予算に合ったホワイトニングを選択してみてくださいね。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングとは、ご自宅でマウスピースと薬剤を用い、ご自身でホワイトニングを行っていただくものです。

ただし、ホワイトニング前のチェック、歯のクリーニング、マウスピースの型取り、マウスピース・薬剤の受け取りは歯科医院に直接行かなくてはなりません。

ホームホワイトニングの費用の相場は、歯科医院ごとに使用する薬剤や費用設定なども異なるため20,000円〜50,000円と大きく幅があります。

内訳はマウスピースの制作費に5,000円〜10,000円、薬剤の費用が15,000円〜40,000円です。

はじめはマウスピースの制作費がかかってしまいますが、その後は追加の薬剤の費用のみで継続できるので長い目で見ると費用を安く抑えることができます。

安いところでは20,000円程度でできる歯科医院もあるので、確認してみましょう。

ホワイトニング期間は平均1〜2週間ほどで、1日1〜2時間マウスピースを装着するだけなので、負担なく続けられます。

ホームホワイトニングは薬剤の濃度が低く、歯の内側にある象牙質という組織から時間をかけてゆっくり白くしていくので、白さが長持ちしやすく6ヶ月〜1年は白さが持続すると言われています。

時間に余裕があり、費用を抑えて白さをキープしたい方にはおすすめの施術です。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングとは、施術前のチェック、歯のクリーニング、ホワイトニングまでを歯科医院で全て行うホワイトニングです。

オフィスホワイトニングの費用の相場は、20,000円〜70,000円です。

歯科医院によっては薬剤を選べる場合もあり、薬剤によっても費用が異なります。

歯科医師や歯科衛生士のみが扱うことのできる、高濃度の薬剤を使用するため1度の施術で高い効果を感じられますが、表層のみを漂白するため効果が持続しにくい場合があります。

大事なイベントの前など、1回で白くしたい方にはおすすめの施術です。

また、費用が安い歯科医院はホワイトニングの対象になる歯の本数が少ない可能性があります。

対象となる歯の本数が何本なのかは、事前にしっかりと確認しておきましょう。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行うものです。

それぞれを単体で行うよりも短い期間で効果を感じやすく、白さも持続しやすいのが特徴です。

基本的には、はじめにオフィスホワイトニングを行って白くなった歯を、ホームホワイトニングでさらに白く、キープするイメージです。

ただし、2つのホワイトニングを併用するため費用も50,000円〜100,000円と高めです。

費用が高くても、短期間で高い効果を実感したい、白さを長持ちさせたい方にはおすすめの施術です。

セルフホワイトニング

セルフホワイトニングは歯科医院ではなく、ホワイトニングサロンといったエステサロンのような場所で行うホワイトニングを指します。

セルフホワイトニングの費用は1回2,000〜5,000円ほどで、使用する薬剤の違いや、自分自身でホワイトニングを行う点などから比較的安くホワイトニングを行うことが可能です。

キャンペーンなどを実施している場合や、コースを設定しているサロンではかなり手頃な価格でホワイトニングできる場合もあります。

1回の費用が抑えられるので、継続して続けやすいことはメリットですね。

板野 賢先生よりコメント

ホワイトニングサロンには、歯科医師が在籍していないため漂白効果のある成分が配合された薬を使用することができません。歯の本来の白さを取り戻すことを目的としているため、歯科医院で行うホワイトニングよりも効果が出にくい可能性があります。

歯医者でホワイトニングをする際の平均的な料金と内訳

歯科医院がホワイトニング費用として掲げている費用は、前後の処置料を除いた費用である場合が多いため注意が必要です。

ホワイトニングをする際は、以下の費用がそれぞれ掛かります。

ホワイトニング費用の内訳を知っておくと歯科医院を選ぶ際の基準にもなりますね。

次に、それぞれの費用を詳しく紹介していきます。

診察費

まずはじめに、ホワイトニング前に歯の状態やむし歯・歯周病のチェック、歯の色味の確認を行います。

そのため、これらの診断のための診察費がかかります。

診察費は保険適用(3割負担)でおよそ3,000円〜4,000円です。

もしもむし歯や歯周病などの治療が必要な場合は、別途治療費がかかります。

ホワイトニング後に治療を行うと、治療箇所と歯の色味の差ができてしまったり、ホワイトニング中にむし歯の部分に痛みを生じてしまうため治療はホワイトニング前に済ませておくのがおすすめです。

クリーニング費用

むし歯・歯周病予防を目的とした歯のクリーニングには保険が適用されますが、ホワイトニングの前処置としてのクリーニングは保険適用外になる可能性が高いです。

保険適用外の場合の費用は、およそ5,000円〜10,000円が相場です。

ホワイトニング費用

ご希望のホワイトニングによって、先述したそれぞれのホワイトニング費用がかかります。

ホワイトニングの種類ホワイトニング費用
ホームホワイトニング20,000円〜50,000円
オフィスホワイトニング20,000円〜70,000円
デュアルホワイトニング50,000円〜100,000円
セルフホワイトニング2,000〜5,000円

ホームページでは、このホワイトニング費用のみを記載している可能性があるので、事前に別途追加費用が無いか確認しておきましょう。

メインテナンス費用

ホワイトニングをしても、そのままの状態で特に何もしない状態でいると徐々に色味が戻ってしまいます。

少しでもホワイトニング後の白さをキープするためには、メインテナンスが重要です。

メインテナンスは3カ月〜半年に1度のペースで行うのが効果的で、メインテナンス料金の相場は数千円程度です。

できる限り費用を抑えて歯を白く(ホワイトニング)する方法

できる限り費用を抑えて歯を白くしたい方は、以下の3つがおすすめです。

次に、それぞれについて詳しく紹介します。

ホワイトニングサロンに行く

先述したように、ホワイトニングサロンは歯科医院で行うホワイトニングよりも費用を抑えることができます。

しかし、歯科医院で使用する漂白成分のある薬剤を使用することができないため効果が出にくいというデメリットがあります。

1度でもホワイトニングをやってみたい!でも高いのは抵抗がある…という方は、1回の施術が安い費用でできるホワイトニングサロンで試してみるのも良いかもしれませんね。

市販のホワイトニングアイテムを使用する

最近は、ドラッグストアなどでもホワイトニングアイテムをよく目にするようになりました。

歯磨き粉や消しゴムのように擦って歯の着色を落とすもの、貼って剥がすシールタイプのものなどもあります。

しかし、ホワイトニングサロンと同じく漂白効果のある成分は配合されていません。

あくまでも、汚れを分解して落とす、着色するのを防ぐようなイメージで使用するのがおすすめです。

歯を擦って着色を落とすタイプのものは過度に使用すると歯が傷ついてしまい、かえって着色しやすくなってしまう可能性があるので注意が必要です。

ホワイトニング専門の歯科医院を受診する

ホワイトニング専門の歯科医院は、薬剤を大量に仕入れたり、人件費を抑えてコストを削減しているため一般的な歯科医院よりも費用を安くすることができます。

ホワイトニングに特化しており、スタッフも経験豊富ですので安心して受診することができます。

板野 賢先生よりコメント

ホワイトニング専門の歯科医院では、一般的な歯科治療を行っていない場合も多いので、治療も一緒に行いたい方は注意が必要です。

ホワイトニングの保険適用に関してよくある質問・Q&A

ホワイトニングの保険適用に関してよくある質問をまとめました。

ホワイトニングは自己負担ですか?

ホワイトニング費用は自己負担です。

ホワイトニングは病気を治すための治療ではなく、審美(見た目の改善)を目的とした施術であるため保険が適用されません。

歯医者によって費用設定に大きく差があるので、自分の予算に合った歯科医院を調べてみるのをおすすめします。

歯医者でホワイトニングをする際、保険証はいらないですか?

ホワイトニングをする際は、基本的に保険証は必要ありません。

ただし、保険が適用される歯のクリーニングを行う際には保険証が必要になるため、念のため持参しておくのがおすすめです。

まとめ

ホワイトニングは保険適用外ですが、費用を抑えて歯を白くする方法は何通りかあります。

最初から高額な費用を払ってホワイトニングをするのに抵抗のある方は、まずは市販のホワイトニンググッズを試してみたり、ホワイトニングサロンに行ってみたりすることがおすすめです。

それだけでは効果を感じられなかった方や大事なイベントがあり期限が決まっている方、1度で効果を実感したい方は歯科医院でのホワイトニングがおすすめです。

安すぎる費用設定の歯科医院は薬剤を薄めていたり、効果が弱い薬剤を使用している可能性もあるのでどのような薬剤を使用するのかを事前に確認しましょう。

歯を白くしたいけど費用を抑えたい方は、今回の記事を参考にしてそれぞれの予算や目的に合った方法を選んでみてくださいね。


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わかば歯科クリニック 理事長 板野 賢

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  • -この記事を監修した歯科医-
    わかば歯科クリニック院長 板野 賢
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