歯を白くしたいと考えた時に受ける歯科医院でのホワイトニングですが、何回で白くなるのか気になりますよね。
人と接する仕事をしているなどの理由があればできるだけ早く白くしたいですし、イベントがある場合には期限も決められています。
ホワイトニングにはいくつか種類があり、それぞれで白くなる効果が違ってきますが、ここでは実際にホワイトニングを実感するのに最適な期間(間隔)や回数(頻度)について解説していきたいと思います。
ホワイトニングは何回くらい通えば希望の白さになるのかという目安が知りたいという方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
この記事で分かること
ホワイトニングの効果には個人差があります。
1回で白さを感じる人もいれば、数回施術してようやく白さを実感する人もいます。
また、その人が求めている理想の白さの程度もさまざまです。
しかし、ホワイトニングの方法にはいくつか種類があります。
種類によって使う薬剤や手順に違いがありますので、歯の白さの実感にも違いがでます。
自分に合ったホワイトニングの方法を選ぶことで、イメージした理想の白さに近づける可能性も高まります。
そのために、いくつかあるホワイトニング方法の特徴やリスクなどを理解しておきましょう。
オフィスホワイトニングは、歯科医院にて歯科医師もしくは歯科衛生士が施術を行うホワイトニングです。
過酸化水素という効果が強い薬剤を使用するため、資格を持った者でなければ取り扱うことができません。
その過酸化水素を含むホワイトニング薬剤を歯の表面に塗った後、ホワイトニング専用の機械で照射をし、薬剤を歯に浸透させて白くしていきます。
過酸化水素を使用するオフィスホワイトニングは、漂白作用が強いため短期間で白さを実感しやすく、1~2回で白さを感じる人も多いです。
しかし、薬剤の効果が強いので、一過性の知覚過敏の症状がでてしまうリスクもあります。
また、歯科医院で資格を持った人にしてもらわなければならないため、予約を入れて通う必要があるでしょう。
ホームホワイトニングは、ホワイトニング用のマウスピースと薬剤を使い、自宅で自分で行うホワイトニングです。
自分で薬剤をマウスピースに塗布し、マウスピースを装置します。
商品によっては、マウスピース装置後に専用のライトで照射を行うこともあります。
使用する薬剤には過酸化水素は含まれておらず、別の漂白作用のある薬剤にて白くしていきますが、ホームホワイトニングは遅効性のため、白さを実感するまでオフィスホワイトニングと比べると回数が必要なことが多く、7~10回ほどで白さを感じることが多いです。
しかし、歯科医院ではなく自宅で好きな時間にホワイトニングできるので、自分のタイミングでホワイトニングができるといメリットがあります。
ホワイトニングの効果である白さを実感するのに個人差がありますが、ほとんどの方は、2回目以降で白くなってきたなと感じることが多いです。
ホワイトニングは、回数を重ねれば重ねるほど白さを実感しやすいですが、どのくらいの期間や間隔で行うのがよいのでしょうか。
次の項目では、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングにおいての最適な期間や頻度について詳しく解説していきます。
それぞれのホワイトニングにメリット・デメリットがあるので、自分のライフスタイルや希望の仕上がりに合わせて施術を選ぶようにしていきましょう。
オフィスホワイトニングの2回目の施術は、多くの場合、1回目のオフィスホワイトニング施術後、1週間ほどあけて2回目を行います。
オフィスホワイトニングでは2回目で希望の白さや効果を得られたと感じられない場合もありますが、ホワイトニング前より白くなったと実感する人は多いです。
歯科医院によって使われているホワイトニングに用いる薬剤が異なるため、施術間隔はその歯科医院が指導する間隔に従いましょう。
早く白くしたいから間隔を空けずに施術を受けたい方もいらっしゃるでしょうが、オフィスホワイトニングで使用する薬剤で知覚過敏などの副作用のリスクを抑えるためにも、きちんと期間は守りましょう。
ホームホワイトニングで使用される薬剤は、遅効性ですので2回目で白さを感じるのはなかなか難しいかもしれません。
毎日もしくは1日おきにホームホワイトニングを行うことで1週間ほどで白さを感じる可能性はあります。
ただし、人によっては薬剤の刺激で知覚過敏の症状が出ることがあるので注意が必要です。
その場合、無理せず症状が治まるのを待ってから2回目を行ってください。
ホームホワイトニングはでも、オフィスホワイトニングと同様に期間が短いと知覚過敏のリスクも上がってしまうので、心配な方は1週間後、3日おき、1日おきと少しずつ間隔を短くしていくとよいでしょう。
実際にホワイトニングを3回照射した歯の変化はどのくらいなのでしょうか。
気になる歯のビフォーアフター画像を比較してみましょう。
また、ホワイトニングの効果による白さの度合いは個人差があるので、自分が希望の白さになるためにどのくらいの施術回数が必要かどうかということは、受診した歯科医院でよく相談して決めましょう。
ビフォー(照射前) | アフター(3回照射後) |
---|---|
治療の内容 | オフィスホワイトニング3回 |
治療期間・回数 | 90分×3回 |
費用(自由診療) | 3,300円(税込)×3回 合計9,900円(税込) (2022年7月現在) |
主なリスクや副作用 | ・後戻りしやすい ・しみる場合がある |
上の画像は、オフィスホワイトニングで3回照射した歯のビフォーアフター画像です。
こちらの写真を見るとオフィスホワイトニングは、3回施術後には白さを感じることができることが分かります。
理想の白さに近づけようとすれば更に追加で照射が必要になってきますが、照射すればするほど白くなるというわけではありません。
ある程度の白さになれば、そこから白くするのは難しいですし、歯への負担も大きくなりますので追加で照射したい場合などは歯科医院にて相談しましょう。
ビフォー(照射前) | アフター(3回照射後) |
---|---|
治療の内容 | オフィスホワイトニング3回とホームホワイトニング |
治療期間・回数 | 期間:4週間 回数:3回 |
費用(自由診療) | 77,000円(税込) |
主なリスクや副作用 | ・ホワイトニング後、しみる場合がある |
上の画像は、デュアルホワイトニングで3回照射した歯のビフォーアフター画像です。
デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を行う方法です。
オフィスホワイトニングをする事で、短い期間で白くし、ホームホワイトニングで白さを持続していきます。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの良いところを使っておこなうデュアルホワイトニングは、短期間で歯を白くし、その白さを少しでも長く持続させたい人におすすめの方法です。
オフィスホワイトニングを3回照射し、ホームホワイトニングもおこなっているため、白さを実感しながらこの白さも持続できます。
ビフォー(使用前) | アフター(3回実施後) |
---|---|
治療の内容 | ホームホワイトニング |
治療期間・回数 | 3回 |
費用(自由診療) | 22,000円(税込) |
主なリスク副作用 | ・歯がしみる感じがすることがある。 ・個人の歯の質の違いにより、効果に個人差がある ・毎日決まった時間にトレーを装着しないといけない |
上の画像は、ホームホワイトニングで3回照射した歯のビフォーアフター画像です。
ホームホワイトニングで使用される薬剤は、オフィスホワイトニングと比べると回数が必要で白くなりにくいと感じるかもしれません。
しかし、更に回数が追加されていくのでここからもっと白くなる可能性も高いと考えられます。
ホワイトニングで全体に歯の色が白くなったなと感じていても、よく見ると歯の根元と色の差が気になることがあります。
これは歯の構造によるもので、歯は根元の色が濃く、先にいくにつれて白くなっているのが普通であるためです。
ホワイトニングした時に同じように白くなってはいるのですが、元々の白さが根元と歯の先端と違っているため、根元が白くなっていないと感じやすいのです。
では、どうすれば根元まで希望の白さにすることができるのでしょうか。
根本が白くならない場合の対処法もご紹介します。
根元が白くなっていないと感じていても、歯の先端と比べると白さを感じないだけで、きちんと白くはなっています。
ホワイトニングを定期的に継続していくと少しずつ馴染んで白くなってきます。
ホームホワイトニングの場合、マウスピースの関係で根元まで薬剤が塗布されにくいという面があります。
一方で、オフィスホワイトニングは歯科医師もしくは歯科衛生士によってホワイトニングの薬剤を塗布するので、根元の色が気になるのであれば相談すると根元にしっかり塗布してもらえる可能性があります。
オフィスホワイトニングの薬剤は刺激が強いため、歯ぐきに付着してしまうと痛みや違和感を感じますのである程度のところまでというのは頭に入れておくとよいでしょう。
ホワイトニングで白くなるのは、自分の歯の部分のみです。
むし歯の治療で、歯と同じ色のプラスチックの詰め物をすることがありますが、この詰め物は白くなりません。
以前に治療で、歯の根元のあたりに詰め物をしてもらっている場合は白くならないので注意しましょう。
もし、詰め物をしているのであればホワイトニングをして他の部分が白くなった後に、その色にあわせて再度詰め直してもらうときれいに馴染みます。
どうしても根元の色が気になる、歯の色を統一したいというのであれば、ホワイトニングではなく被せものをする事で白さを統一させることはできます。
しかし、ホワイトニングしたい歯全てに被せものをするとなると金額が高くなるということもありますが、何より健康な歯を削る必要がありますので歯への負担が大きいです。
ですので、歯の色にこだわりのある方やホワイトニングを繰り返ししてみたけどどうしても気になるという方は、まず歯科医院で相談をしてみましょう。
ホワイトニング照射の際に、メガネをかけるため不安に感じる方もいるでしょうが、結論から言うと、ホワイトニングの照射にデメリットはありません。
強い光から目を保護するためのメガネをかけているのです。
ホワイトニングの照射は、薬剤の浸透させる事と光によって薬剤が反応してホワイトニングを促進させる効果があります。
照射する事にデメリットはありませんが、光線アレルギーがある方は照射でアレルギー反応がでる場合がありますので、オフィスホワイトニング出来ない可能性があります。
ちなみにホームホワイトニングは、照射なしでも行えます。
白さを持続させたい方は、定期的にホワイトニングをすることをおすすめします。
ホワイトニングで歯が白くなっても永久ではありません。
例えば、日常生活の中で着色のあるものを摂取していくと少しずつ歯の色がもとに戻ってきてしまいます。
これを「後戻り」といって、オフィスホワイトニングでは半年位からホームホワイトニングでは3ヵ月位から後戻りが始まります。
イベントなどで一時的に白くしたい方は問題ないかもしれませんが、白さを持続させたい方は、定期的にホワイトニングをすることをおすすめします。
ホワイトニングは何回で白くなる?でよくある質問をまとめました。
白さは個人差がありますので、1回で白さを実感する人もいれば数回目で実感する人もいます。
白さの実感には個人差がありますので、通院回数は人それぞれです。
オフィスホワイトニングで2~3回、ホームホワイトニングでは、1~2週間くらいで白さを実感しやすいです。
1~2週間ほどで白さを感じることができます。
しかし、白さには限界がありますので期間が長いからといってどんどん白くなるとは限りません。
ホワイトニングは何回で白くなるのか?効果に最適な期間(間隔)について解説しました。
ホワイトニングと言っても白さ実感や期間に個人差があることを理解しておきましょう。
そうすることで、自分の求めている白さや、いつまでに白くしたいのかでホワイトニングのスケジュールを決めることができます。
オフィスホワイトニングなら2回、ホームホワイトニングなら7回くらいが白さを実感する目安です。
できるだけ短期間で白くしようと急いで2回目の間隔を短くしてしまうと知覚過敏などのリスクもありますし、歯科医院で取り扱っている薬剤もさまざまですので、ホワイトニングの施術を受ける歯科医院が指導する間隔をしっかり守るようにしましょう。
午前診療時間:9:30〜13:00
午後診療時間:14:30〜20:00
※木曜日の午後は18:00まで ※土曜日は9:00-14:00
※急患随時対応いたします
休診日:土曜午後・日曜日・祝祭日
千葉県浦安市堀江1-10-14第二角万ビル201
「東西線浦安」駅より4番・12番バス5分「堀江東」駅下車徒歩1分
JR京葉線「舞浜」駅より4番・12番バス10分「堀江東」駅下車徒歩1分
わかば歯科クリニック 理事長 板野 賢