【歯科医師監修】ホワイトニング総額費用の相場と料金を解説!追加でかかる費用も解説

ホワイトニングを行うにあたって、一番気になることの1つは費用に関してではないでしょうか。

ホワイトニングは治療目的ではなく審美目的のために行うので、保険適用外で全額自己負担になります。

そのため、ホワイトニングの方法や行う歯科医院などによっても料金が違うので、それぞれを比較した上で検討することをおすすめします。

今回の記事では、ホワイトニングの総額費用の相場とその料金や、追加でかかる費用に関しても解説していきますので、ホワイトニングを始めるにあたって料金が心配、という方はぜひ参考にしてみてください。

この記事で分かること

【結論】ホワイトニングの効果が得られて値段・時間もかからないコスパの良い方法

ホワイトニングの効果が得られて、値段や時間もかからないコスパの良い方法はオフィスホワイトニングです。

なぜ、オフィスホワイトニングのコスパが良いのか、その理由をそれぞれ解説していきます

一番オススメのホワイトニングは『オフィスホワイトニング』

なぜオフィスホワイトニングがおすすめかというと、1回の施術で歯を白くすることができるからです。

ホームホワイトニングやセルフホワイトニングは、継続して何回かホワイトニングを行うことで歯の色を徐々に白くしていく方法なので、1回の施術で求める理想の白さになることは難しいです。

オフィスホワイトニングの場合は、個人差はありますが、90分ほどの施術時間である程度は歯の色が白くなるので、結婚式など大事な予定が迫っている、という方も早くホワイトニングの効果を得ることができます。

『オフィスホワイトニング』の総額費用と相場を解説

気になるオフィスホワイトニングの費用総額の相場はおよそ1回で20,000円から50,000円です。

自費診療のため、施術を受ける歯科医院や使用する薬剤または機材によって費用総額に幅があるのが現状です。

板野 賢先生よりコメント

総額費用の中には、ホワイトニング前の口腔内の状態の確認や、着色や歯石を除去するクリーニングも含まれる場合が多いです。歯科医院によって異なるので、追加料金はかかるのか事前に確認するようにしましょう。

『オフィスホワイトニング』の流れを解説

では、実際に歯科医院で行うオフィスホワイトニングの流れを解説していきます。

歯科医院によって流れは少し変わってくることもありますが、一般的に行われている流れをお伝えしますので、オフィスホワイトニングの流れを知りたい方は参考にしてみてくださいね。

Step1 問診

まずは問診を行い、オフィスホワイトニングを行うにあたって問題がないかを歯科医師や歯科衛生士が確認していきます。

もともと知覚過敏の症状がある場合は、問診の段階であらかじめ申告しておいた方が良いでしょう。

Step2 口腔内検査

実際に口の中の状態を診査し、歯石や着色汚れの有無なども確認していきます。

虫歯や歯周病が見つかった場合は、先に治療を行ってからホワイトニングを行うことがほとんどです。

Step3 クリーニング

Step2で確認した歯石や着色汚れをクリーニングで落としていきます。

歯石や着色汚れがついたままでホワイトニングを行ってしまうとホワイトニングの効果が得にくいため、必ずクリーニングを受けましょう。

Step4 歯の色調の確認

シェードガイドと呼ばれる歯の色見本を使って、ホワイトニング前の歯の色を写真を撮って記録していきます。

写真を撮ることで、ホワイトニングが終わった後にどのくらい白くなったかが比較できるので、どこまで白くしたいか検討するためにも役立ちますね。

Step5 歯肉の保護

専用の保護剤を使って、施術中に歯肉に薬剤が流れてくることを防ぎます。

Step6 ホワイトニング剤の塗布、光照射

ホワイトニング剤を塗布して、専用の機械の光を照射していきます。

使用するホワイトニングによっても若干異なりますが、大体15分くらいの照射を1〜3回繰り返します。

Step7 洗浄

光照射が終わったら、ホワイトニング剤を洗い流します。

Step8 歯の色調の確認

ホワイトニング後の歯の色の変化を確認しましょう。

Step9 フッ素塗布

知覚過敏の予防として、フッ素塗布を行います。

ホワイトニングは歯医者の方がいい理由を解説

ホワイトニングを行うのは歯科医院の方が良い理由の1つには、歯科医師や歯科衛生士といった専門家が施術を対応してくれることが挙げられます。

問診や口腔内診査の段階で、ホワイトニングを行う前に虫歯や歯周病、また歯石沈着や着色の有無などを確認してもらえるのでトラブルが起きにくいです。

ホワイトニングは通常、他の治療が全て行った段階で行った方がホワイトニング中に痛みなども出にくく、仕上がりもきれいです。

以上の理由から、ホワイトニングは歯科医院で行うことをおすすめします。

板野 賢先生よりコメント

歯科医院なら、ホワイトニングを行うにあたって心配なことや聞いておきたいことなどがあっても、専門家の立場からの意見が聞けるので安心して施術を受けられます。

その他のホワイトニングの総額費用と相場を解説

では、オフィスホワイトニング以外の方法の場合、どれくらいの総額費用がかかるのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

オフィスホワイトニング以外のホワイトニングには以下の方法があり、それぞれ費用は異なります。

それぞれのホワイトニング方法について、費用の相場やどのような方に適した方法なのかについてを解説していきますので、費用も含めてご自身に合った方法を検討してみて下さい。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングの総額費用の相場はおよそ20,000円から40,000円です。

ホームホワイトニングとは、専用のマウスピースにジェルを注入して徐々に歯の色を白くしていく方法です。

総額費用の中には、トレーの作成代とジェルの料金も含まれ、追加のジェルが必要な場合は、大体の歯科医院では追加のジェルが購入可能で、その場合の金額は1本あたり5,000円くらいです。

ホームホワイトニングは自宅で行うことができ、比較的効果が長く続きやすい方法なので、時間がかかっても歯の色を白くしたい方にはおすすめのです。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングの総額費用の目安はおよそ40,000円から90,000円です。

デュアルホワイトニングはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを一緒に行う方法であるため、しっかり効果を出したい方、ホワイトニング効果を少しでも長く維持したい方におすすめです。

デメリットとしては、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの両方の費用がかかるため高額であることが挙げられます。

セルフホワイトニング

セルフホワイトニングの総額費用の目安はおよそ1回あたり2000円から5000円です。

セルフホワイトニングは歯科医師や歯科衛生士のいないサロンのような場所で、すべてセルフで行うタイプのホワイトニングです。

セルフホワイトニングは、必ずしも1回で効果を得られるとは限りません。

そのため、短期間で効果を求める場合は複数回の施術を行う必要があり、その分費用もかかってきます。

セルフホワイトニングは歯の着色や黄ばみが軽度な方や、安価で気軽にできるホワイトニングを求めている方に適しています。

ホワイトニングの際、追加でかかる費用を解説

ホワイトニングのそれぞれの方法では、上記で説明した金額以外で追加でかかる費用が発生する可能性があります。

それぞれ詳しく確認してみましょう。

全てのホワイトニングで追加でかかる可能性がある費用

全てのホワイトニングで追加でかかる可能性がある費用は以下に挙げる3つです。

  • カウンセリング料金
  • 前処置費用
  • 追加のホワイトニング費用

ホワイトニングを行う前にカウンセリングを受けた場合、歯科医院によっては料金が発生することがあります。

また、もし虫歯や歯周病など治療が必要な歯がある場合もその分の治療費かかりますが、保険適用で治療することが可能です。

もし1回のホワイトニングで効果が足りないと感じた場合は、追加のホワイトニングを行う必要があるのでその分の費用がかかるので注意しましょう。

ホームホワイトニングで追加でかかる可能性がある費用

ホームホワイトニングで追加でかかる可能性がある費用は、専用のトレーが破損や紛失してしまった場合に再作成料が発生します。

歯科医院によっても多少金額の違いはありますが、10,000円から15,000円程度です。

ただし、トレーのみの再作成ができない場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

デュアルホワイトニングで追加でかかる可能性がある費用

デュアルホワイトニングで追加でかかる可能性がある費用は、ホームホワイトニングで追加でかかる費用に加えてオフィスホワイトニングで追加でかかる費用が発生します。

オフィスホワイトニングは、施術後の後戻りを防ぐために着色成分の付きづらい歯磨剤の使用を勧められることがあり、1,000円から2,000円程度の価格で購入できます。

市販されているホワイトニング効果のある歯磨剤は、配合されている研磨剤の成分が荒く歯の表面を傷つけてしまう可能性があります。

購入する場合は、歯科医院専売のものが良いでしょう。

セルフホワイトニングで追加でかかる可能性がある費用

セルフホワイトニングで追加でかかる可能性がある費用は、全てのホワイトニングで追加でかかる可能性がある費用以外は特にありません

セルフホワイトニングは1回の施術の料金が安価に設定されていることが多く、1回で満足した効果を得にくいため数回の施術を受けることが多いです。

あらかじめ、何回か施術を受けることを想定して料金を見積もっておいたほうが良いかと思います。

ホワイトニングは保険適用はできないので注意が必要

ホワイトニングは主に歯の色を明るくするための処置であり、健康上の問題を解決するものではないため保険適用で施術を受けることはできません。

保険は一般的に健康問題に関連した治療をカバーすることが多く、審美的な目的の処置は保険適用外とされます。

また、ホワイトニングの効果や持続性は個人差があり、事前に正確な結果を予測することが難しい場合処置でもあります。

一方で保険が効く処置は事前に予測ができる医療行為に基づいて設計されており、効果やリスクが事前に確定するものに適用される傾向があります。

以上の理由から、ホワイトニングは保険適用では受けられないので、注意しましょう。

ホワイトニングの費用・値段・相場でよくある質問・Q&A

ホワイトニングの費用・値段・相場でよくある質問をまとめましたので、参考にしてみてください。

ホワイトニングを行うなら歯医者の方ホワイトニングのいいですか?

ホワイトニングを行うのは歯科医院の方がいいです。

専門的な知識を持った歯科医師や歯科衛生士がいる環境の方が、カウンセリングの際にも正しい助言を受けられますし、もし施術中に何かトラブルがあったとしても迅速に対応してもらうことができます。

ホワイトニングは1回いくらですか?

ホワイトニングの価格は地域や施設、またはどの方法で行うかによって異なります。それぞれの方法の総額費用の相場は総額費用の相場の項目の中で解説していますので、参考にしてみてください。

ホワイトニングは自由診療であるため、歯科医院ごとに値段が異なります。具体的な価格については施術を検討している歯科医院に問い合わせることがおすすめです。

ホワイトニングは自己負担ですか?

ホワイトニングは全額自己負担になります。

健康上の問題ではなく審美目的で行う処置のため、保険適用外です。

ホワイトニングはどれくらいで歯が白くなりますか?

ホワイトニングの効果は個人差があり、一概にどれくらいで歯が白くなるとは言い切れません。

また、ホワイトニングの方法によっても効果が出るまでにかかる時間は変わってきます。

1回のホワイトニングで一番効果が出やすい方法はオフィスホワイトニングです。

歯医者さんがおすすめするホワイトニング効果がある歯磨き粉はありますか?

歯科医師がおすすめするホワイトニング効果のある歯磨き粉はあります。

歯科専売の歯磨剤は歯の表面を傷つけることなく歯を白く保ちやすいので、歯科医院でそのような商品があるかどうか問い合わせてみましょう。

まとめ

歯科医院で、患者さんからもよく質問されることの1つにホワイトニングの費用に関することがあります。

保険適用外である分高額になりやすいホワイトニングなので、なるべくコスパのいい方法で行いたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、ホワイトニングのそれぞれの方法について総額費用の相場をお伝えしましたが、金額はそれぞれの歯科医院ごとに異なるため、正確な金額に関しては歯科医院へ問い合せてみてください

その際には、追加でかかる費用もあるのかなど、詳細も確認しておくと安心ですね。

また、実際に歯科医院へ行ってカウンセリングを受けるとお口の中の状態もチェックしてもらえるので、ホワイトニング前に治療が必要な箇所がある場合も把握することができます。

ホワイトニングを始めてみようとお考えの方は、金額の相場は今回の記事を参考にしてもらい、歯科医院でまずはカウンセリングを受けてみましょう。


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わかば歯科クリニック 理事長 板野 賢

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  • -この記事を監修した歯科医-
    わかば歯科クリニック院長 板野 賢
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