ホワイトニングの種類と特徴を歯科医師が解説!あなたにおすすめが見つかる!

歯を白くするホワイトニングと一括りに言っても、今はさまざまな方法があります。

薬剤の種類や、費用、白くなるまでの期間などが異なるためご自身に合うホワイトニングを見つけるのは一苦労です。

この記事では、現役の歯科医師があなたにピッタリのホワイトニングをご紹介致します。

ホワイトニングに興味があるけど、自分に合ったホワイトニングはどれなんだろう?と悩んでいる方はぜひこの記事を参考にしてみてください。

この記事で分かること

歯医者でホワイトニングできる種類と特徴

歯医者で歯を白くする方法として、大きく2種類の方法があげられます。

歯を白くする方法施術の種類
薬剤を使用し、歯自体のトーンを上げる方法オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・
ウォーキングブリーチ
歯に施術を行い、白く見せる方法被せ物・ラミネートベニア・歯のマニュキュア

それらのホワイトニングの、特徴・費用・歯が白くなるまでの期間・白さの持続期間などをまとめました。

種類特徴費用歯が白くなるまでの期間白さの持続期間
オフィスホワイトニング有資格者による施術
一回で白くなる
25,000円〜40,000円2時間
来院回数 1回
3ヶ月〜6ヶ月
ホームホワイトニング歯科医院で専用のトレーを作成し
自宅で行う
15,000円〜30,000円2週間〜4週間
来院回数 2回
6ヶ月〜1年
ウォーキングブリーチ神経を抜いた歯を白くすることができる20,000円〜30,000円4週間
来院回数 3〜4回
6ヶ月〜1年
被せ物歯の周りを一周削り
セラミックを被せる
80,000円〜200,000円4週間
来院回数 2〜3回
3年〜10年
ラミネートベニア歯の表側を薄く削り、白い付け爪のようなセラミックを付ける60,000円〜150,000円3週間
来院回数 2〜3回
3年〜10年
歯のマニュキュア歯の表面に白い樹脂でコーティング
1回で白くなる
1歯 3,000円〜5,000円1時間
来院回数 1回
3ヶ月〜1年

これらを詳しく解説していきます。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングとは、高濃度のホワイトニング薬剤を使い天然の歯の経年的な黄ばみを白くする方法です。

歯科医院に来院しいただき、有資格者によって施術は行われます。

高濃度のホワイトニング剤により、1回で白さを実感することができ、有資格者による施術で安全に白くすることができます。

オフィスホワイトニングのメリット・デメリット

メリットデメリット
歯を削らずに1回で白くすることができる・一時的に歯がしみる知覚過敏の症状が出ること
・3ヶ月程で色が後戻りをする

自費診療になりますので、診療価格はクリニックにより異なりますが相場は30,000円から50,000円です。

板野 賢先生よりコメント

むし歯がある場合や、知覚過敏がもともと強い人は先に治療を行ってからでないとオフィスホワイトニングができない場合もありますので、歯科医院で健診を受けましょう。

オフィスホワイトニングの流れ

Step1 歯のクリーニング

歯科医師や歯科衛生士により、歯についている細菌や着色を専門の機械できれいにします。

またその際に、むし歯がないかの検診も行います。

Step2 歯ぐきの保護

ホワイトニング剤が歯ぐきにつかないように、専用のジェルを用いて保護していきます。

Step3 ホワイトニング剤の塗布

専用の薬剤を適応の歯の表面に塗布します。

Step4 専用のライトで照射

専用の照射機で、化学反応を起こすために10分ほど光を当てます。

Step5 ホワイトニング剤を除去

薬剤を除去し、Step3~5を2~3回繰り返します。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングとは、専用のトレーにご自身で薬剤を入れて、自宅で行うホワイトニングです。

事前に歯科医院で口腔内全体をチェックし、型取りを行い専用トレーを作る必要があります。

専用トレーができた後に、専門のスタッフにて使い方の指導を受けます。

薬剤にもより異なりますが、1日1〜2時間ほどトレーを装着していただき、10日〜2週間継続してゆっくり白くしていきましょう。

ホームホワイトニングのメリット・デメリット

メリットデメリット
・オフィスホワイトニングに比べると後戻りがしにくい
・ランニングコストが少ない
・白さの実感までに時間がかかる

自費診療になりますので、診療価格はクリニックにより異なりますが相場で20,000円〜30,000円です

ホームホワイトニングの流れ

Step1 歯のクリーニング

歯科医師や歯科衛生士により、歯についている細菌や着色を専門の機械できれいにします。

またその際に、むし歯がないかの検診も行います。

Step2 歯型を取る

専用トレーを作るための歯型を取ります。

Step3 専用トレーのお渡し

出来上がったトレーを受け取り、使用方法の説明を専門のスタッフから受けます。

Step4 自宅でのホワイトニング

自宅にて好きなタイミングで行っていただきます。

Step5 定期検診にてチェック

白さのチェック、口腔内に異常がないかの検診を行います。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを同時に行うホワイトニングです。

通常、オフィスホワイトニングを施術したその日からホームホワイトニングを開始してもらいます。

2つのホワイトニングの良いところを掛け合わせるため、歯を削らず白さを求める場合は1番おすすめです。

デュアルホワイトニングのメリット・デメリット

メリットデメリット
・白さをすぐに実感でき、さらに継続することができる
・1番白くなる方法で色ムラも軽減される
・1回でかかる料金が大きい

デュアルホワイトニング割といったセット料金もあるため、クリニックによって価格はさまざまですが相場は50,000円〜60,000円です。

デュアルホワイトニングの流れ

Step1 歯のクリーニング・治療計画

歯科医師や歯科衛生士により、歯についている細菌や着色を専門の機械できれいにします。

その後、どのタイミングでホームホワイトニングを始めるかのスケジュール調整を行いましょう。

Step2 オフィスホワイトニング・歯型を取る

オフィスホワイトニングの施術日に、一緒に歯型を取ります。

Step3 歯科医院でチェック・専用トレーのお渡し

オフィスホワイトニング後に異常が起きていないかの確認をします。

口腔内に問題がなければ、出来上がったトレーを受け取り、使用方法の説明を専門のスタッフから受けます。

Step4 ご自宅でホームホワイトニング

自宅にて好きなタイミングで行います。

Step5 定期検診にてチェック

白さのチェック、口腔内に異常がないかの確認を行います。

ウォーキングブリーチ

ウォーキングブリーチとは、主に神経を抜いた歯を白くするホワイトニングです。

神経を抜いた歯は経年変化とともに、黒っぽく変色していきます。

なぜかというと神経を抜いた歯は神経とともに血管も除去するため代謝の働きがほぼ無くなくなってしまうためです。

そうなると、血液の成分や残った組織が歯の象牙質に沈着し、時間が経過するごとに暗褐色に色が変わってしまいます。

ウォーキングブリーチは、通常のオフィスホワイトニングと違い、光照射することができないので薬剤をいれ1週間ほど過ごしてもらい、再度来院してもらい薬剤を交換していきます。

板野 賢先生よりコメント

通常のホワイトニングは、歯の表層のエナメル質のみ白くしていくため、象牙質に色素沈着した神経を抜いた歯を白くすることはできません。ウォーキングブリーチでは歯科医師のもと、歯の内側から薬剤を入れて白くできます。

ウォーキングブリーチのメリット・デメリット

メリットデメリット
・神経を抜いた歯を白くすることができる・かなり低い確率だが、骨が溶けてしまうことがある

リスクもあるため事前に歯科医師としっかりカウンセリングすることが重要です。

自費診療になりますので、診療価格はクリニックにより異なりますが相場で1本あたり20,000円〜30,000円です

ウォーキングブリーチの流れ

Step1 歯の状態の確認

歯科医師にて口腔内の全体的な確認を行い、ウォーキングブリーチが適応かどうかの診断を行います。

Step2 歯の内部にある詰め物を除去

神経を抜いた歯には、代わりとなる詰め物が入っています。

薬を入れるスペースをつくるために除去します。

Step3 ホワイトニング剤を充填

歯の内側に、専用の薬剤を充填します。

Step4 蓋をする

薬が漏れ出てこないように、白い樹脂で蓋をします。

Step5 1週間ほど置いてから歯科医院を受診

1週間通常通りに過ごして、再度来院しましょう。満足いく白さになるまで繰り返します。

被せ物

ホワイトニング目的の被せ物とは、主にセラミッククラウンのことをいいます。

一時期、有名な野球選手の方や、お笑い芸人さんが施術されたことで話題になりました。

セラミッククラウンとは、歯を一周削りセラミックの被せ物をセットしていく施術です。

今では、保険診療で白い被せ物ができるようになりましたが、経年劣化も激しく色味もすぐに黄色くなってしまうため審美目的の被せ物であれば、基本的にはセラミッククラウンが適応となります。

被せ物のメリット・デメリット

メリットデメリット
・歯の形を修正することができる
・理想の白さにすることができ、色戻りがかなり少ない
・健康な歯を削る量が多い

歯科医師の立場からすると健康な歯を削る被せ物は、あまりおすすめできません。

もしも希望される場合は、全額治療(歯一本単位でなく、お口全体の噛み合わせなどを考慮した治療)を行うことができる歯科医師のもとでよく相談して行ってください。

こちらも自費診療になりますので1本あたり、相場は80,000円〜150,000円です。

被せ物の流れ

Step1 歯の状態の確認

歯科医師にて口腔内の全体的な確認を行い、セラミッククラウンが適応かどうかの診断を行います。

Step2 歯を一周削る

被せ物をはめるための土台の形に削ります。

Step3 シリコンで歯型を取る

土台の形を専用のシリコンを使って正確に型取りを行います。

Step4 歯の色調を決める

シェード合わせといって、色味の相談をしながら理想の白さに決めます。

Step5 出来上がった被せ物をセットする

後日来院して、出来上がったセラミッククラウンをセットします。

ラミネートベニア

ラミネートベニアとは、前歯にのみ適応されるつけ爪のようなセラミックの被せ物です。

セラミッククラウンと違い、歯の表面だけを一層削り薄いセラミックを付けていきます。

ラミネートベニアの適応症は、矮小歯・歯の間が空いていて障害がある歯・テトラサイクリン系の変色歯と言われています。

そのため、噛み合わせが強い方や歯がねじれていたりするとラミネートベニアはできません

ラミネートベニアのメリット・デメリット

メリットデメリット
・歯を削る量はセラミッククラウンに比べると少ない
・理想の白さにすることができる
・削る量が少ない分強度が弱い
・つけ爪のように付着させるので歯が大きく見えてしまうことがある

またラミネートベニアは難しい施術なので、専門の歯科医院でないと積極的にはおすすめされません。

自費診療となりますので、1本あたり相場は50,000円〜150,000円です。

ラミネートベニアの流れ

Step1 歯の状態の確認

歯科医師にて口腔内の全体的な確認を行い、ラミネートべニアが適応かどうかの診断を行います。

Step2 歯の表面を一層削る

専用の器具でエナメル質を一層削っていきます。

Step3 シリコンで歯型を取る

専用のシリコンを使って正確に型取りを行います。

Step4 歯の色調を決める

シェード合わせといって、色味の相談をしながら理想の白さに決めます。

Step5 出来上がったセラミックをセットする

後日、出来上がったものを表面処理をして、付けていきます。

歯のマニュキュア

歯のマニュキュアとは、歯科医院で行う施術で歯の表面にホワイトコートとよばれる白い樹脂を塗布し白くする方法です。

歯を削ることなく、ホワイトニングのように長時間かからないので、手軽に行うことができます。

歯のマニュキュアのメリット・デメリット

メリットデメリット
・歯を削らない
・1回の施術で白くできる
・施術によってはすぐ剝がれてしまい、後戻りが早い

マニュキュア剤の種類もさまざまあり、1週間〜2週間ほどで剥がれてしまうものから、3ヶ月ほど効果が持続するものもあります。

歯のマニュキュアを行う人は、ブライダルイベントや写真撮影などに合わせて短期的に白くしたい方が多い印象です。

また、市販の歯のマニュキュア剤というものが流通していますが、1日も持たないものが多く取扱説明書をよく読んで使用してください

歯のマニュキュアの流れ

Step1 歯のクリーニング

歯科医師や歯科衛生士により、歯についている細菌や着色を専門の機械できれいにします。

またその際に、むし歯がないかの検診も行います。

Step2 歯の表面処理

マニュキュア剤を外れにくくするように特殊な薬剤で表面処理を行います。

Step3 専用の薬剤の塗布

ホワイトコートと呼ばれる白い樹脂を一層塗布します。

Step4 光照射

光照射でしっかり硬化させます。

Step5 定期検診にてチェック

検診にて、外れていないかのチェックを行います。

ホワイトニングサロンでできる種類と特徴

ホワイトニングサロンとは、歯科医師や歯科衛生士が不在のため医療機関ではありません。

エステサロンに近い施設になるため、基本的にはご自身でホワイトニング剤を塗っていただき光照射をしてもらうセルフ方式が一般的です。

ホワイトニングサロンの特徴

  • 医療機関ではなくエステサロンに近い施設
  • 自身で、ホワイトニング剤を塗布し光照射するセルフ方式
  • 歯の漂白ではなく、歯の表面の汚れを落とすことが目的
  • 歯科医院のホワイトニングに比べ、食事の制限などがない
  • 一度では白さは実感できないため、複数回の来院が必要

また、歯科医院では過酸化水素を用いたホワイトニング剤が使われ『漂白』することが目的ですが、ホワイトニングサロンでは扱うことができる薬剤が限られているため歯の表面の汚れ(ステイン)を除去することが目的です。

ですが、歯科医院よりハードルが低く、隙間時間や通勤帰りなどに気軽に立ち寄ることができます。

また、歯科医院のホワイトニングのように施術後に食事制限がないことも手軽にできる理由です。

ホワイトニング剤の濃度の関係上、一度で白さは実感できないため、1週間に1回を4〜5回繰り返すことで白さの実感を得ることができます。

ホワイトニングサロンのメリット・デメリット

メリットデメリット
・歯科医院のホワイトニング費用より低コストで行うことができる
・気軽に通院しやすい
・白さの実感するまでに複数回の通院が必要
・歯の漂白はできないため、トーンをあげたり黄ばみを改善することはできない

自宅でセルフホワイトニングの種類と特徴

自宅で行うセルフホワイトニングとは、ドラッグストアなどで販売されているホワイトニングシート等を用いて自身で使用するものです。

一般の方でも安全に使用できるものであるため、薬効成分は炭酸カルシウムや重曹、ポリリン酸などが主です。

自宅でセルフホワイトニングの種類

  • ホワイトニングシート
  • 歯のマニュキュア
  • ホワイトニングパウダー
  • ホワイトニング系歯磨き粉

現在、いろいろなタイプのセルフホワイトニングのアイテムが販売されています。

いずれの薬剤も濃度は低濃度で安全性が高いものであるため、劇的な白さを得ることはできません。

しかしながら、低コストで自宅で気軽にできるので、ホワイトニングに興味がある方は試しやすいです。

自宅でセルフホワイトニングのメリット・デメリット

メリットデメリット
・低コストで始めやすい
・着色の予防効果は高い
・歯の漂白はできないためトーンアップや黄ばみの改善はできない
・使い方を間違うと歯を傷つけてしまうことがある

今は、海外の通販サイトなどで日本では取り扱うことのできない過酸化水素入りのセルフホワイトニングシートなどが気軽に手に入るようになりました。

板野 賢先生よりコメント

知識がないまま使用すると、欧米人と日本人ではエナメル質の厚さも違うため知覚過敏の症状が出たりむし歯が悪化してしまうことがあります。自己判断ではなく、必ず専門のスタッフに相談しましょう。

【料金別】ホワイトニングの種類を解説

ここでは、ホワイトニングの種類を料金別に解説します。

歯医者でホワイトニングをした際の料金

歯科医院でホワイトニングを行った際のホワイトニング料金は、相場は20,000円〜50,000円です。

歯科医院でしか扱うことができない薬剤を処方するのと、クリニックの人件費なども含まれるためホワイトニングの中では高価になります。

ですが、少ない回数で必ず白くなるのと、有資格者のもとで安全にできるのでおすすめです。

ホワイトニングサロンでホワイトニングした際の料金

ホワイトニングサロンで行った場合のホワイトニング料金は、相場は3,000円〜5,000円です。

こちらは1回あたりの料金となります。

ホワイトニングサロンでは、ご自身で薬剤を塗って光照射をしていくため人件費がかからないので低価格で提供できます。

ですが、薬剤の濃度は低いため数回通わなければ効果が得られないため、ランニングコストがかかります。

月額制にしているホワイトニングサロンもあるため、ご自身の通う頻度によって選択すると良いでしょう。

自宅でセルフホワイトニングした際の料金

自宅でセルフホワイトニングの際にかかってくる相場は500円〜3,000円ほどです。

今では、ホワイトニングシートや光照射機も市販されています。

また、ドラックストアなどでは、多くのホワイトニングの歯磨き粉が販売されています。

価格もお手頃なので、少し気になっている方はまずはこちらから試してもいいと思います。

【理想の白さになるまでの期間別】ホワイトニングの種類を解説

ここでは、ホワイトニングにかかる期間をそれぞれの種類ごとに解説します。

歯医者でホワイトニングをした際の理想の白さになるまでの期間

歯医者でホワイトニングを行い白さを実感するのにかかる期間は、最短で1日です。オフィスホワイトニングは1回の施術で白くなります。

またホームホワイトニングの際は、10日から2週間程かかります。

歯科医院で行うホワイトニングが1番早く白さを実感できます

ホワイトニングサロンでホワイトニングした際の理想の白さになるまでの期間

ホワイトニングサロンでホワイトニングを行い白さを実感するのにかかる期間は、約1ヶ月です。

ホワイトニングサロンで使う薬剤は濃度が低いので、複数回行わないと白さを実感することはできません。その為、来院ペースにもよりますが白さを実感できるには1ヶ月ほどかかります。

自宅でセルフホワイトニングした際の理想の白さになるまでの期間

自宅でセルフホワイトニングを行い白さを実感するのにかかる時間は、約6ヶ月程です。

ご自宅でのセルフホワイトニングでは、歯のトーンを上げることはできません。ですが、毎日続けることで着色を予防することはできます。

その効果が現れるのは、個人差はありますが3〜6ヶ月程かかります。

【持続期間別】ホワイトニングの種類を解説

ホワイトニングは、一度行ったからといって永久的に白さが継続するわけではありません。

生活習慣や経年変化で必ず『黄ばみ、着色』は繰り返します。

ホワイトニングの方法により、色持ちは変わりますので種類ごとに説明していきます。

歯医者でホワイトニングをした際の持続期間

歯医者でホワイトニングを行った際の持続期間は、3〜6ヶ月程度です。

オフィスホワイトニングの施術の場合は、一回で白さを実感できますが、後戻りが早くなります。

なので、ご自宅で行うホームホワイトニングを併用することで永久的に白さを継続することができます。

ホワイトニングサロンでホワイトニングした際の持続期間

ホワイトニングサロンでホワイトニングを行った際の持続時間は、1ヶ月程です。

ホワイトニングサロンで使用する薬剤は濃度が優しく、歯のトーンを上げるというよりは表面の着色分子を分解することでホワイトニング効果を得られます。

歯の表面の着色は、非常に後戻りがしやすいため持続期間は約1ヶ月と言われています。

白さを継続するためには、毎週ホワイトニングサロンに通う必要があります。

自宅でセルフホワイトニングした際の持続期間

自宅でセルフホワイトニングを行った際の持続期間は1週間程です。

そもそも、自宅でのセルフホワイトニングとは歯を白くするというよりも、着色をつきにくくするといった予防効果を謳っています。

毎日の歯磨きに取り入れることで、着色を付きにくくしてくれます。そのため、毎日のセルフホワイトニングが重要になります。

自分の生活スタイルにあうホワイトニング方法を選ぼう

ホワイトニングは、種類によっては食事制限があったり期間がかかったりと制限もあります。

ご自身のライフスタイルに合ったホワイトニングを行うことで無理なくホワイトニングを成功させることができます。

1回で白くしたい人におすすめのホワイトニング

とにかく期間を重視し最短で白さを実感したい方には歯科医院で行うオフィスホワイトニングがおすすめです。

歯科医院で有資格者によるオフィスホワイトニングは、過酸化水素が高い濃度で含まれる薬剤を使用します。

そのため、一度の来院で白さを実感することができるのです。

歯を傷つけたくない人におすすめのホワイトニング

歯を傷つけたくないという方は、歯科医院でのホワイトニング、またはホワイトニングサロンでのホワイトニングがおすすめです。

ホワイトニング剤を使用し歯を白くする方法は、歯の表面を削らずに傷つけることなく歯を白くすることができます。

オフィスホワイトニングなどは、知覚過敏の症状が出やすいため歯が傷ついたり脆くなったりしないか心配する方が多くいらっしゃいますが、ホワイトニング剤で歯が傷つくことはありませんのでご安心ください。

板野 賢先生よりコメント

ご自宅でのセルフホワイトニングの種類の中で、歯の消しゴムと謳っているようなメラニンスポンジで表面の着色を落とすような方法は、歯の表面が粗造になってしまい着色付着を加速させてしまう原因となるため気をつけましょう。

知覚過敏がある人におすすめのホワイトニング

知覚過敏がある人には、ホワイトニングサロンのホワイトニングがおすすめです。

ホワイトニングサロンで扱っている薬剤は、歯科医院のホワイトニング剤より低濃度のため知覚過敏の症状は出にくいでしょう。

被せ物や、ラミネートベニアは歯を削る処置が必要となるため、知覚過敏がある方にはおすすめできません。

知覚過敏が気になる方は、まずはホワイトニングサロンのホワイトニングを試すのが良いのではないでしょうか。

白さを継続したい人におすすめのホワイトニング

白さを継続したい方は、被せ物やラミネートベニアがおすすめです。

ホワイトニング剤で歯のトーンを上げる場合、食生活や経年変化で必ず後戻りは起こります。

セラミックでの被せ物や、ラミネートベニアも経年変化で白さのトーンはくすんできますが、天然の歯よりは着色はしにくいと言われています。

ですが、被せ物やラミネートベニアは、施術の際に健康な歯質を広範囲で削る必要があるためあまりおすすめはできません。

歯を削らずに、白さを持続したいという方は、ホームホワイトニングを3ヶ月に1回の頻度で行うことがおすすめです。

ホワイトニングの種類でよくある質問・Q&A

ホワイトニングの種類に関するよくある質問をまとめました。

歯医者でホワイトニングをしてもらうと高いのはなぜですか?

自費診療のためです。

審美目的のホワイトニングは自費診療となるため価格帯がクリニックによりさまざまです。

また高濃度のホワイトニング剤を使用し、有資格者による施術で安全に受けることができます。

ホワイトニングで後悔したくないです。どれを選べば間違いないですか?

まずは歯科医院に相談しましょう

歯の状態、金銭面、ライフスタイルは人によって違うためまずは歯科医院でカウンセリングを受けましょう。

自己判断でのホワイトニングは、リスクもあるためおすすめしません。

結局ホワイトニングはどれがいちばんオススメですか?

歯科医院でのホワイトニングです。

歯科医院で歯科医師の判断のもと行われるオフィスホワイトニング・ホームホワイトニングは有資格者による検診も含まれるため、安心して受けることができます。

まとめ

歯を白くするホワイトニングには、いろいろな方法があります。

ご自身の歯の状態、金銭面、どれくらい白くしたいかで選択肢も変わってくるでしょう。

私が見てきた患者さんにも、自己判断でのホワイトニングで、症状が悪化したり着色がつきやすくなってしまった方もいらっしゃいます。

後悔ないようにするために、まずは歯科医院でのカウンセリングを受けることをおすすめします。


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わかば歯科クリニック 理事長 板野 賢

  • 院長写真
  • -この記事を監修した歯科医-
    わかば歯科クリニック院長 板野 賢
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